【ソムリエ編】2025JSA2次試験正答率をザックリと推測

2次試験対策

皆さん、2次試験お疲れ様でした!

試験直後から、Googleアンケートフォームを使って、皆さんに試験で何を選択したかをデータ収集させていただきました。それを踏まえて、この試験の正答率などを、ある程度 算出してみたいと思います。

ソムリエ

正解はこちらでした。

去年、白ワイン2種、赤ワイン1種の構成だったので、今年は白ワイン1種、赤ワイン2種の構成で来ると予想していたのですが、裏をかいてきました!

※ソムリエ協会さんにひとつ言いたいのですが、去年くらいから「受験生の裏をかく」事に意識が向きすぎていませんか?試験って、別に受験生との駆け引きとか、そういうの、二の次だと思うのですが。。。同じ品種をニ年連続で出題してみたり、「受験生の予想の裏をかく」事に必死になって、この試験で何を判定したいのか、本質を見失っているような気がしますが、、、

まあ、文句を言ってもしょうがない。

では、行きます。(22時時点 アンケートサンプル数70)

ワイン1(白 一種目)

正解は 2022年の フランス シャルドネ でした。

それに対して皆さんの 生産国のチョイスはこんな感じ

正解の2022年を選んだ人は14.3% 大多数は「白ワインはマイナス2年」のセオリーどおりの2023年をチョイスしてました。ま、銘柄も産地もわからない中で、ヴィンテージを当てさせるのは、そもそも無理筋ですよね。。。

生産国は、こんな感じ

ほぼ8割の人がフランスを選択 白ワインは「わかんなかったらとりあえずフランス」が鉄則です。このワインも、他の国を選ぶ決めてがなかったみたいです。結果、大部分の受験生が正解ということになりました。

ブドウ品種はシャルドネ

受験生の半数以上が、正解のシャルドネを選択。

生産国 アメリカ/オーストラリア を選んでいる方が10%程度いるので、その8割がシャルドネを選んだと仮定すると
生産国・ブドウ品種 両方正解・・・45%くらい
生産国はずれ/品種正解・・・8%くらい
生産国あたり/品種はずれ・・・35%くらい
生産国も品種もはずれ・・・10%くらい

て感じかな??て思います。

自由コメントはこんな感じです。

まあ、この感じだと、たぶん「シャブリ」だったんじゃないでしょうか。。。
決め手になる極端な香りなどはなく、バランスタイプの白だったと推測されます。香り、味わいのところも、ソツなく、中庸な表現でよかったんではないかと。。。


ワイン2(白のふたつめ)

正解は 2024年 日本 甲州 でした。

甲州/日本 は実質セットなので、当たってれば産地&品種 両取り、外してれば、ゼロ点

ここは、ぜひ当てたいところでした。

ヴィンテージ

正解の2024年を選んだ人は16%ほどでした。。。これもセオリーどおりマイナス2年の2023年を選んだ人が多数派でした。

生産国

約65%の方が、正解の日本を選択

品種

こちらも同様に、65%の人が、甲州 を選択

このワイン2は、受験生の65%が「産地・品種」を両方得点できたと推測されます。残り35%の方は、産地/品種 ゼロ点です。
難易度は高くなかったと予測されるので、ここはぜひ取りたかったですね。。。

シルバーがかった という外観の表現がはじめて出現したみたいですが、このワインに対して使えってことだったんでしょうか。グリは感じられなかったという意見が多かったです。

ワイン3(赤ワイン)

赤ワインは、なんと、久しぶりのジンファンデルでした。

2023年 アメリカ ジンファンデル

正解の2023年を選んだ人は17% 赤ワインはマイナス3年 のセオリーどおり2022年を選んだ人が多数派でした。
正解のアメリカを選んだ人は27%程度 品種はわからずとも、Fruit Forwardな印象からニューワールドワインと判断できた人は部分点が取れました。
ジンファンデルは、ブラインドテイスティングにおいては、一般的に難易度は高くないものですが、このワインは難しかったのか。はたまた、「赤ワイン1種で地場品種はないだろう」という先入観が働いたのか。正答率はわずか9%でした。これは難問と言っていいと思います。
皆さん、なかなか特徴がとれなかったみたいです。。。
ZinはALCの高さととことんアッケラカンとしたジューシィさが特徴なのですが、皆さんの印象からはそういう感じがしないですね。。。

赤ワインは Zinを選んだ人は当然国も正解してますね。ということは、
生産国/品種 どちらも正解・・・9%
生産国のみ正解・・・15%
生産国/品種 どちらもはずれ・・・75%

程度になりますね。

・・・これは, 問題としてはどうなんでしょうね?

白の甲州、赤のZinと 「品種を当てれば自動的に産地の点も来る」ものが3つのうち2つでした。これでは産地・品種を別々に問うている意味があまりなく、3種しかないワインの出題として、若干、ビミョーだと個人的に思います。。。ソムリエ協会さんよ。。。(バカですか?)


その他のお酒 1

正解は ガリアーノ でした。まあ、普段からあまり親しみのあるお酒ではないかもしれないけど。
バーでは常備してあるお酒だし。プロなら知らなきゃダメですね。特徴もわかりやすいので、難しくはないハズですが。。。

正答した人は約4割弱でした。うーん。勉強が足りないぞー。
はじめに情報くれた方が 選択肢にペルノがあったって ガセネタくれたんで、それに対してのツッコミがいくつかあります。

その他のお酒 その2
正解 コニャックでした。

35%の方が正解でした。

これは酷な問題でした。コニャックとアルマニャックの区別は、我々講師でもけっこう難しいです。

受験生からも「コニャックとアルマニャックの選択肢はヤメロ」との指摘 ほんと ちょっとこれは酷です。。。

全体として

白ワインが2種という予想が裏切られた部分はありますが、

白ワイン・・・難易度低め

赤ワイン・・・難易度高め

その他のお酒・・・2種合わせると難易度はふつう

くらいだったかなあと思います。

3種のワインのうち、2種当たってればたぶん無難にパスできます。
6割の人は甲州を当てている&75%の人は赤の産地品種をとれてない。
・・・意外に1番の白ワインの出来が合否の分かれ目になるかも知れません。。。
1種しかあたってない人のうち、どの程度部分点が取れているか?が勝負の分かれ目になると思われます。
1種も当たらなかった人は、、、厳しいでしょうね。

3次試験まで終わってから、ソムリエ協会から「マークの選択用語の得点となる選択肢」の発表があるので、それを見て、もういちど、来年に向け分析をしたいと思います。

取り急ぎ、ソムリエさんの正答率の予想の速報でした!

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