ワインエキスパートさんの今年の出題はこんな感じでした。

X等でみなさんにご協力いただき、皆さんの解答を収集して、正答率をザックリと出してみました。
サンプル数:151件
ワイン1(白の1つ目)
正解は 2023年 オーストラリア リースリングでした。



生産国と合わせて考えると受験生の
産地・品種両方正解・・・10%
品種のみ正解・・・40%
産地も品種も当たらず・・・50%
くらいかと思います。



ペトロールは弱かったみたいですね。これではオーストラリアのRieと産地判別するのは難しかったかも知れません。
難易度は、中程度でしょうか。。。
ワイン2(白の2つ目)
2024年 フランス ソーヴィニヨン・ブラン



NZとチリを選んだ人が約25%いたので、
フランスSB両方当てた人 ・・・25%
SBだけど生産国はずし・・・25%
フランスだけど品種はずし・・・25%
産地も品種もはずし・・・25%
得点者の分布が、キレイにバラけて、問題としては、理想的な出題だったかと思います。



ワイン3(赤ワイン1つ目)
正解は 2020年 スペイン テンプラニーリョ



テンプラニーリョは自動的に国がスペインになります。そしてスペインの他の品種は過去に例なし。
結果として
産地・品種 両方得点・・・3割程度
産地・品種 どちらも取れず・・・7割程度
地場品種は、当たれば両取り・外れれば両外し になってしまうので、試験の題材は国際品種メインのほうがいいと個人的には思いますけどね。。。



アメリカンオークの樽香を感知していた方を多かったようで、それと外観 乾いたようなフレーバーでスペインに導けた人が3割強 テンプラニーリョの出題は毎回こんな感じの正答率といえばそんな気がします。赤ワインは品種の選択肢が12個もあって、根本的に当てにくいですね。
ワイン4(赤ワイン 2つ目)
正解は 2021年 チリ カルメネールでした!



カルメネールを選んだ方は、当然国もチリですから。。。そう考えると
産地・品種両方当てた方・・・7%
産地だけ当てた方・・・3割
産地も品種も得点なし・・・6割
くらいの感じですかね。
品種:カルメネールは、国の選択肢チリしかあり得ませんが、
国:チリは CSかカルメネールか両方あり得るので、
で生徒さんの得点に分布に広がりがでて、
たとえばスペインのTemよりも試験の題材としてはいいかも知れません。
とはいえ、日常でも、レストランなどの現場でも、ほとんど触れる事のない品種を出題するのはどうなの??っていう気持ちでちょっとモヤっとしますね。



まあ、選択肢にカベルネ・フランがあったら、さらにおもしろい出題だったかも知れません。どうせだったらCFも加えてほしかったですね(他人事)
いずれにせよ史上初のカルメネールの出題、の割には意外と正答率高いのかな?と思いました。
その他のお酒
正解はスコッチ・ウイスキーでした。



選択肢 正確には「ラム」ではなく「マルティニック・ラム」だったらしいですが。
マルティニック島のダークラムだったら 生産量少ないし、けっこう高いですよ。。。
そんなモン出さねえだろう。と、お酒の知識けっこうある方なら、判るかと。
てか、スコッチを間違えてちゃダメですよー。
全体として
白2種が国際品種 赤2つは地場品種 という構成でした。
赤は1つ目が2/3の人がゼロ点 2つ目も2/3の人はゼロ点
つまり単純に考えると2/3✕2/3=4/9の人は赤 2つとも産地・品種ゼロ点です。
「赤ワインひとつも当たらなかった。。。」と落ち込む必要はありません。
それぞれのワインの外観/香り/味わいの部分を正確に描写できていれば、
可能性はあります。
僕の肌感覚では例年どおりの感じで
品種3つ以上正解・・・99%合格
品種2つ正解・・・90%合格
品種1つ正解・・・マークの打ち方で合否が分かれるゾーン
品種全部ハズレ・・・正直、合格は厳しいかな。。。
って感じかと思います。ただ、もちろん、ワインの描写の部分のマークのほうが配点大きいので、
なんとも言えないのですが。。。
なにはともあれ、受験生の皆さんお疲れ様でした!
明日からは 純粋に美味しいワインを楽しく飲んでくださいね。



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