9月になりました。
今日から2次試験の前日まで、毎日ちょっとずつ、2次試験対策について思ったことを書いていこうかなと思っています。
体系的な講座というよりは、その日の指導で思ったこととか、受験生の皆さんを見ていて気になったこととか。
そんな雑文です。
さて、昨日は赤ワイン10種の飲み比べをやりました。
皆さんの回答を見ていてちょっと気になったのが、まだ「場当たり的なテイスティング」をしている人が結構いるなということです。
もう9月ですからね。
そろそろ、自分の中で大きな方針は決まっていてほしい。
例えば昨日も、
「国は……なんとなくオーストラリアかな」
「品種は……メルロかな」
みたいに、それぞれを別々に考えている人がいました。
そうすると最終的な回答が、
「オーストラリア・メルロ」
みたいになる。
あるいは、
「国はチリかな」
「品種はピノ・ノワールかな」
で、
「チリ・ピノ・ノワール」
になる。
いや、もちろん、そういうワインはありますよ。
チリのコスタのピノ・ノワールなんて美味しいですし、オーストラリアにもメルロはあります。
でもね。
それ、2次試験に出ますか?
という話なんですよ。
ブラインドで出されて、
「正解はオーストラリアのメルロでした!」
と言われたら、
「え、どういう問題?」
ってなりません?
「正解はチリのピノ・ノワールです!」
と言われても、
「え、それ当てなきゃいけないの?」
となると思うんですよね。
僕は、こういう回答をしてしまうのは、テイスティング能力以前に、ソムリエ試験というものに対する洞察が足りていないんだと思っています。
普通のブラインドテイスティング大会をやっているわけではありません。
JSAの2次試験を受けるんです。
だから僕はこの時期になると、白も赤も、
「20数通りの国×品種の組み合わせ以外、基本的に答えるな」
と言っています。
これが僕が「凡人テイスティングメソッド」と呼んでいる考え方です。
もちろん、それ以外のワインが絶対に出ない、という意味ではありません。
たまには出ます。
でも、そこまで全部当てようとしない。
出たら諦めるものを決めておく。
平均的な鼻と口の人が2次試験に合格しようと思ったら、そのくらい割り切っていいと僕は思っています。
例えば、
「ドイツのゲヴュルツトラミネール」
と回答する人が過去にいました。
・・・いや、ドイツのゲヴュルツを試験で出しますかね?
あるいはチリのカベルネ・フラン。
これも実際に飲むと結構美味しいんです。
でも、
カベルネ・フランなら、試験ではまずフランスでしょう。
これはテイスティング能力の話ではありません。
「この品種の典型産地として、試験問題にするに足る産地はどこなのか?」
という、知識と試験戦略の話です。
僕の「20数通り」をそのまま盲信する必要もありません。
自分で考えて、自分なりのリストを作ったっていいんです。
でも、
「この香りだからこの品種かな」
「この味だからこの国かな」
と、その場その場でバラバラに考えて、最後に偶然くっついた国と品種を回答する。
これは、もうやめましょう。
自分が本番で回答する「国×品種」の組み合わせを、先に決めておく。
昨日の赤ワイン10種テイスティングを見ていると、ここがまだ固まっていない人がちらほらいました。
ちょっと気になっています。
まだまとまっていない人。
この1週間で、急いでやりましょう。
今日はそんな話でした。




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