ボジョレー・ヌーヴォーのイメージに惑わされない。
ガメイと聞くと、多くの人がボジョレー・ヌーヴォーを思い浮かべると思います。
「バナナの香り」「キャンディの香り」。
そんなイメージを持っている人も多いでしょう。
ですが、JSAソムリエ・ワインエキスパート2次試験で出題されるのは、ボジョレー・ヌーヴォーではありません。
ですから、
「バナナがしないからガメイじゃない。」
これは危険な考え方です。
ボジョレー・ヌーヴォーらしいキャンディ香やバナナ香は、ガメイという品種の特徴ではなく、マセラシオン・カルボニック(MC法)という醸造方法によって生まれやすい香りだからです。
まずは、この思い込みを捨てるところから始めましょう。

ガメイとは
ガメイはフランス・ボジョレー地方を代表する黒ブドウ品種です。
現在では世界各地で栽培されていますが、JSAソムリエ・ワインエキスパート2次試験では、まずボジョレーのスタイルをイメージしておけば十分でしょう。
軽やかで親しみやすく、果実味豊かな赤ワインになる品種です。
外観
色調は比較的淡めですが、ピノ・ノワールよりはやや濃く見えることが多いでしょう。
極端に濃いわけでも薄いわけでもなく、中間的な印象です。
香り
赤系ベリーを中心とした、素直でチャーミングな果実香が特徴です。
ガメイ自体には、これといった強烈な特徴香はあまりありません。
だからこそ、
キャンディ香やバナナ香=ガメイ
と思い込まないことが大切です。
それらはマセラシオン・カルボニック由来の香りであり、通常のボジョレーではそれほど強く感じないことも少なくありません。
味わい
タンニンは非常に穏やかで、酸味も突出するほどではありません。
全体としてジューシーで軽快。
肩肘張らずに楽しめる、親しみやすい味わいです。
ジューシーで軽快、ついついもう一杯飲みたくなる。
そんなキャラクターがガメイの魅力と言えるでしょう。
試験対策
実はガメイも、決定打になる特徴はそれほど多くありません。
外観も味わいも比較的素直なので、最終的には消去法でたどり着くことも多い品種です。
試験では、
「ボジョレー・ヌーヴォーじゃないから、キャンディ香がしなくてもガメイは十分あり得る。」
この考え方を忘れないようにしてください。
ピノ・ノワールやマスカット・ベーリーAとの見分け方は、有料記事で詳しく解説します。

豆知識
近年はガメイがナチュラルワインの生産者から高く評価されるようになり、ボジョレーでも個性的な造り手が数多く登場しています。
もともとのジューシーさや軽快さが、ナチュラルな醸造とも相性がよく、今ではソムリエの間でも人気の高い品種の一つです。
試験では脇役の存在ですが、実際に飲むと、その魅力にハマる人も少なくありません。



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