カルメネールは「味はメルロ、香りはカベルネ」と覚えよう
ソムリエ試験・ワインエキスパート試験の二次試験対策として、今回はカルメネールを取り上げます。
カルメネールは、2025年度のJSAソムリエ・ワインエキスパート二次試験で初めて出題された品種です。シニアソムリエなど上位資格では以前から出題されていましたが、一般の二次試験では新しい顔ぶれと言えます。
まだ出題頻度は高くありませんが、一度出題された以上、今後も候補品種として押さえておく必要があります。ただ、現時点では飲み込むほど勉強する必要はありません。1〜2本飲んで典型的な特徴を知っておけば十分でしょう。

僕がカルメネールを説明するときは、いつも
「味はメルロ、香りはカベルネ・ソーヴィニヨン」
という言葉を使います。
もちろん実際にはもっと複雑な品種ですが、このイメージを持つだけでも試験ではかなり判断しやすくなります。メルロのような丸みのある果実味を持ちながら、カベルネ・ソーヴィニヨンを思わせる青ピーマンや青唐辛子のようなピラジン香が感じられることが多く、この独特なバランスがカルメネール最大の特徴です。

2025年度初出題 カルメネールはどれくらい難しかった?
カルメネールは、2025年度のJSAソムリエ・ワインエキスパート二次試験で初めて出題されました。
昨年はレコール・デュ・ヴァンの生徒さんやXで声掛けして、ソムリエ受験者100名以上にアンケートを実施し、どのように考えて解答したのかを集計しています。
詳細な分析は別記事で解説していますが、ここではカルメネールという品種がどのように認識されていたのかだけ見てみましょう。
品種まで正解できた受験生は約7%(弊社調べ)
まず結果だけ見ると、カルメネールまで正解できた受験生は約7%でした。(アンケートをもとに算出)
一方で、生産国のチリまでは正解できた受験生は約4割。
つまり、
- 産地・品種とも正解・・・約7%
- 産地(チリ)のみ正解・・・約3割
- 産地・品種とも不正解・・・約6割
という分布になりました。
「チリまでは分かったけれど、品種が決め切れなかった。」という受験生が非常に多かったことが分かります。

一番多かった間違いはカベルネ・ソーヴィニヨン
自由記述を見ても、受験生の多くが
- 「ピラジン(青ピーマン香)は感じた」
- 「チリっぽいと思った」
- 「でもカベルネ・ソーヴィニヨンにしてしまった」
という流れで迷っていました。
他にもメルロ、マルベック、シラーなどを選んだ受験生もいましたが、最も多かった誤答はカベルネ・ソーヴィニヨンでした。
「味はメルロ、香りはカベルネ」が役に立つ
この結果を見ると、カルメネールはピラジンを感じ取れるかどうかではなく、その先の判断がポイントだったことが分かります。
香りだけ追うとカベルネ・ソーヴィニヨンに見えますが、実際に飲んでみると、タンニンは比較的丸く、果実味も豊かで、味わいはメルロに近い印象があります。
だからこそ、この記事の冒頭でお伝えした
「味はメルロ、香りはカベルネ・ソーヴィニヨン」
という覚え方が、試験では非常に役立ちます。
2025年度の出題については、受験生の回答傾向や実際のコメントも含めて別記事で詳しく分析していますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください。




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