意味を理解して覚える EUの残糖表示

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だから、ちゃんと意味を理解して覚えよう!

残糖量フランスイタリアドイツスペイン英語解説
3g/l未満
※ドサージュしていないもののみ
Brut Nature(自然な)
Pas Dose(ドサージュしてない)
※pasはフランス語で否定を表す
Dosase Zero(ゼロドサージュの)
Brut Nature(自然な)Brut Nature(自然な)
Naturherb
Brut Nature(自然な)Nature英語Natureと同じ
自然=ドサージュしないという意味になる
0~6g/lExtra Brut(超・極辛口)Extra Brut(超・極辛口)Extra Brut(超・極辛口)Extra Brut(超・極辛口)※extraラテン語では「超える」という意味
極辛口(Brut)を超えて辛口という意味
12g/l未満Brut(極辛口)BrutBrutBrutフランス語brutはもともと「粗野な・生の・元の」という意味 最も一般的なカテゴリで、他の各国はシャンパーニュに倣って外来語として採用しているのでは
12~17g/lExtra Sec(超・辛口)Extra Secco(超・辛口)Extra Trocken(超・辛口)Extra Seco(超・辛口)Extra Dry泡の世界ではDryと言っても飲むとほのかに甘い。Brut(実際飲んで辛口)とDoux(飲んで甘口)の中間的なニュアンスになる。
Dry=Sec=Secco=Trocken=Seco=辛口な・乾いた・ドライな
それにExtraがつくので、「かすかに甘い」くらいの残糖度ということ
17~32g/lSec(ドライな)Secco(ドライな)
Asciutto(
乾燥した・からっとした)
Trocken(ドライな)Seco(ドライな)Dry実際飲むと、けっこう甘みを感じる
32g~50g/lDemi-Sec(半辛口)Semi-Secco(半辛口)
Abboccato
(薄甘口の)
Halbtrocken(半辛口)Semi-Secodemi=Semi=Halb=half(英語)
50g/l~Doux(まろやかな・甘い)Dolce(甘い)Mild(まろやかな・穏やかな)Dulce(甘い)soft
sweet
Mildは英語softに近い
Doux,Dolce,Dulceはより甘いニュアンス強い 「甘い生活 La dolce vita」 なんて映画もありますね。

スパークリングワインの場合、通常 辛口を表すDryの各国語が、むしろ「ちょっと甘い」くらいのレンジに使われるのが、特徴です。
昔のシャンパーニュは、今よりかなり甘めの仕上がりのものが多かったので、その当時の甘辛基準というのは、今とちょっと違うんだと思います(推測です)

続いて、スパークリングワイン以外の残糖量の表示

残糖量フランスイタリアドイツスペイン英語解説
4g/l以下
または9g/l以下で、酒石酸換算の総酸量が、残糖の数値より2g/l以上下回らない場合
Sec(辛口)Secco(辛口)
Asciutto(辛口)
Trocken(辛口)SecoDry9g/l以下でどうたらというのは、要するに酸味が豊かなら体感として甘みを感じにくくなるので、その場合は数値がここまでOKという事
残糖が上記の条件を上回り、12g/l以下
または18g/l以下で、酒石酸換算の総酸量が、残糖の数値より10g/l以上下回らない場合
Demi-Sec(半辛口)Abbocato(薄甘口の)
Semi Secco(半辛口の)
Halbtrocken(半辛口)Semiseco(半辛口)Half dry実際飲むと、けっこう甘く感じますよ。
残糖が上記(Demi-Secの条件)の上限を上回り、45g/l未満Moelleux
(やわらかい・ふわりとした)
Amabile(愛らしい)Lieblich(愛くるしい)Semidulce(半甘口の)charming,lovelyかな各国で表現がビミョーに異なる。
実際飲むとかなり甘い
45g/l以上Doux(甘い・やわらかい)Dolce(甘い)Suß(甘い)Dulce(甘い)sweet完全な甘口ワインの時

スパークリング以外の時は、普通に言葉どおりDry⇒Sweetなんですが、SoftとかLovelyに該当する言葉が挟まるイメージですね。
イタリア語のアシュイット、アッボカート、アマービレはちゃんと覚えないとですね。
「アシュイットは『シュッとした辛口』アッボカートは『アボカドみたいに、ちょい甘』アマービレは『アマ(甘)って書いてあるから甘口より!』」て感じで、覚えればいいんとちゃいますか?

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